赤須翔　一日目

一日目のテーマ「引っ越してきたあなたと暮らしについて」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北斎「お前さんは、どんな活動をしているのかな？」　　　音楽を演奏したり、ギターレッスンをしたり、ギターを直したり、最近では神社の行事を手伝ったりもしています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北斎「墨田区に越して来る前はどのような暮らしをしてたのかい」　　　　　神奈川県にいましたが、ただ住んでいるだけでした。家を引き払ってニューヨークへ3ヶ月行った後、実家がある長野県に移り、東京と行ったり来たりして音楽活動をしていました。その中で墨田区に縁が見つかり、家を借り出しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北斎「ここで暮らしてみて不便に思ったことはあるかい？」　　　　　　 少し古めの家なので気密性は少し少ないですが、特に不便だと思ったことはありません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北斎「隣人との関係はどんな感じかな？」　　　　　良い関係だと思います。知り合いが増えて、歩けば誰かに会います。あいさつをして、時にはジョークを交わします。飲食店へ行けば常連さんと他愛もない話をします。物質的に家の距離が近いので、人との関係の距離も近いので、噂はすぐに広まります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北斎「隣人とのエピソードがあれば教えてくれ」　　　　　どこかへ旅をしてきたら、おみやげを渡したり、渡されたりします。隣の家のおじいさんの引っ越しの手伝いもしました。ギターの生徒も少しずつ増えて、生徒と音楽のフェスティバルに参加もしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北斎「引っ越しにまつわる何か面白い話を聞かせてくれないかな？」　　 一つ前の住んでいた家はここのすぐ近くなのですが、そろそろ引っ越しをしたい。と願った数日後に夜中に家に帰ってきたら、家の前にマダムが立っており、あいさつを交わしたら、空き家があるのだけど、住んでくださらない？と言われ、次の日に家を見に行って、ここに引っ越しを決めました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北斎「日々の暮らしの中で起きた何か面白い話を聞かせてくれないかな？」　　　　　夜中に道端でおじいさんが倒れていて、声をかけたら、寝てるだけだから大丈夫！っと言われました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北斎「家族にとって、ここはどういう場所だい？」　　　　　犯罪率が少ないそうです。見守られている分、安心な面も多いと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北斎「暮らしで一番大事なものは何かな？」　　　　　喜びと、ある程度の収入。