アーティスト 結
三日目「これからの長屋生活にむけて思うこ 北斎「どこかこれからも手を入れたいと考えている所はあるかな?」 今は特にはないのですが、とにかくネズミが入ってこないように隙間という隙間を塞ぎたいとはずっと思っていますが、どこから手をつけていいのかもわからないまま今日まで来ました。 あとは 基本的な整備さえできていない箇所が多いのです。窓が壊れたままふさいであるとか、壁がくずれて外が見えてしまっているとか・・・そういうのは直したいです。 北斎「隣人とこれからどうなっていくと良いと思うかい?」 今と同じでいいかなぁと思っています。 北斎「古い家/長屋に未来はあると思うかね?」 古い家/長屋 に限りませんが、多くの都市部の古い家は建て替え促進やスマートホーム化などの名目で壊されていくのでしょう。 北斎「街と暮らしはどうなっていくと思うかい?」 激変するでしょう。大きな流れの中ではここ数十年激変中で、さらに加速するでしょう。 街とそこに住む人が、共に暮らしを支え、豊かにしていた時代は終わりを迎えていき、近隣との直接的なつながりはさらに希薄になっていき、コミュニケーションも含め、企業や行政が提供するインフラに依存する割合が増えていくのでしょう。このままだと。どこかで流れを変えたいところです。 北斎「疫病(コロナ)でこれからの暮らしは変わりそうかな?」 「コロナで」というのは違うと思いますが、コロナをきっかけにして「人」によって意図的に変えられていくのではないかと思います。 北斎「今、これからの長屋生活にむけて思うことはあるかい?」昨日も書きましたが、ここは住むというよりも活用していく場所になるといいなぁと思います。考えてみれば、元々そういうコンセプトでここに住み始めました。今は生活のみの場ですが。 北斎「新築で長屋を作るとしたら?」 決して「長屋」という形が良いのではなくて、長屋の背景にあった社会や暮らしのあり方だとか、古いものをむやみに無駄にしたいという精神だったり、なるべく自然の素材で自然に還る建物であったりとか、そういう「文化」としての長屋という形なので、まず 社会が変わらないと意味がないでしょう。 北斎「次世代に残したい習慣は?」 残したいというよりは、すでになくなっているので復活してほしいのは、一日目にも書きましたが、自然があり、人とのふれあいがあり・・・という昔は当たり前だった暮らしです。下町には都会的な人との触れ合いがありますが、自然はなくなってしまっています。顔の見える関係というのもだいぶなくなりました。人は全てを不自然なもので埋め尽くそうとしてしまいますが、これからは人口減と高齢化、外国人労働者の増加、ニューノーマル化という大きな難しい変化の時代を迎えます。せっかくですからこれを契機に、今一度下町を、都市を、人の暮らしを、自然な姿に、コモンズを大切にする方向に、商業サービスなどなくても自ずと幸せな社会や環境に戻していけたらいいのになぁと思います。。。 北斎「今、北斎さんに、描いてほしいものは?」今の北斎さんならアニメーションか映画でしょうか。セリフはなくていいので、人々の会話や暮らしが聞こえるような、観えるような、向島のある一瞬を切り取ったような映像を作ってほしいですね。
今日の質問のテーマ「これからの長屋生活にむけて思うこと」
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